カタールW杯へ王手!次節で出場を決められるか
白熱のカタールW杯アジア最終予選はいよいよ大詰め!
日本代表は第8節を終えて2位につけています。
首位サウジアラビアとの首位攻防戦に勝利し、勢いに乗っている日本代表。
サウジアラビアとの勝ち点差は1、3位オーストラリアとの勝ち点差は3となっており、次節オーストラリアに勝利すれば予選通過が決まる状況となっています。
W杯の出場権が目の前に迫っていますが、まだ決まったわけではないので、落とせない試合があと2試合残っています!
次のSAMURAI BLUE の試合が楽しみですね!
そんな決戦を前に、今回はブラジルW杯アジア予選を振り返っていきましょう!
タフな試合を繰り広げ、試合ごとに成長を見せた日本代表
2006年ドイツW杯で1分2敗という、世界との差を見せつけられたSAMURAI BLUE。
ヨーロッパで活躍し、日本代表で7番を背負ったレジェンド・中田英寿選手が引退したのが、ドイツW杯でした。
そのドイツW杯後監督に就任したのは、当時ジェフ千葉を率いていたイビチャ・オシム氏。
「人もボールも動くサッカー」をキーワードに掲げ、ジェフ千葉をJ1で優勝争いのできるチームへと変貌させた名将です。
オシム氏が会見などで発する言葉が非常に注目を集め、「オシム語録」として数々の名言を残していることも、オシム氏が日本サッカーに与えた影響を物語っています。
キーワードの通り、人もボールも動くエキサイティングなサッカーを展開していた当時の日本代表。
オシム氏のメンバーチョイスも非常に面白く、調子の良い選手や活躍していた選手を、年齢関係なく積極的に起用し、注目を集めました。
しかし、2017年11月。
そのオシム氏が病に倒れ、志なかばでチームを去ることになってしまいます。
この緊急事態に指揮官に就任したのが、日本代表をW杯初出場に導いた岡田武史氏です。
W杯予選を控えた難しいタイミングでの監督交代。
オシム氏と岡田氏の志向するサッカーは異なるものだったため、選手・監督ともに混乱が多かったことは、容易に想像できますよね。
そんな中迎えたW杯アジア予選。
3次予選の初戦はホームでタイに4-1で勝利しました。
しかし第2戦のアウェイ・バーレーン戦を0-1で落としてしまいます。
このタイミングでの敗戦によって、チームの兜の緒は引き締まり、その後の3次予選は負けなしで進出します。
そして最終予選は、3次予選に続き同組となったバーレーンとの初戦を3-2で制するという、タフな試合展開から始まりました。
こうしたタフなゲームを経験して洗練されて行ったのが、強度の高い守備です。
当時の日本代表は、中澤佑二選手と田中マルクス闘莉王選手の2CB、そしてGK楢崎正剛選手を中心とした守備力にも定評がありました。
結果的に、タフなゲームで少しでも勝ち点を積み重ねたことがW杯の出場権を獲得できた要因と言えるでしょう。
ドイツW杯で敗れたオーストラリアとの試合では、相手の猛攻を耐え凌ぎ、なんとか勝ち点1を獲得。
次のホーム・バーレーン戦では中村俊輔選手が後半開始早々に挙げたゴールを守り切り1-0。
そしてアウェイ・ウズベキスタン戦。
試合開始9分に岡崎慎司選手がゴールを挙げると、その後はウズベキスタンの猛攻を食らいます。
それでもチーム全員で耐え凌ぎ、この試合も1-0で勝利して、南アフリカW杯の出場権を獲得しました!
今回のカタールW杯アジア最終予選も、数々のタフなゲームが繰り広げられました。
そして次節、3月24日(木)。アウェイの地でオーストラリアと激突します!
南アフリカW杯予選と同じシチュエーションで迎えるオーストラリア戦。
終盤に差し掛かったカタールW杯アジア最終予選を戦うSAMURAI BLUEを、皆さんで応援しましょう!