フェノーメノ:怪物ロナウドのW杯(THE PHENOMENON)
ワンダーキッズだったロナウド。17歳でワールドカップ優勝、20歳でFIFA最優秀選手賞、21歳で移籍金世界最高額をすでに2回記録。どこでプレーしても見事なゴール。しかし、そのすべての栄光が残酷にも奪われた。ブラジルがフランスに惨敗し、その陰謀説が今日まで語られるきっかけとなった1998年FIFAワールドカップ フランス大会決勝戦の日に起こった不可解な出来事とは。その後ロナウドは、2度の膝の故障で、約2年間戦列を離れ、再びプレーできるかわからない状態に陥る。しかし、トレードマークの笑顔、奇抜なヘアスタイルでファンを魅了しトップに返り咲く。ロナウドのワールドカップを網羅した90分の物語。元チームメイト、対戦相手、友人、家族が登場し3部構成でロナウドのワールドカップに迫る。
マラドーナの凋落:94年W杯アメリカ大会(MARADONA:THE FALL)
エミー賞受賞監督、アンガス・マックイーンによる、スポーツ界で最も議論を呼んだ瞬間の一つを描いた長編ドキュメンタリー。1994年6月30日、サッカー界の大スター、マラドーナは FIFAワールドカップアメリカ大会で、試合後のドーピング検査陽性反応により、大会を追放された。しかし、今日に至るまで、マラドーナの周辺人物たちは、彼がはめられたと主張する。このドラマの中心人物、当時のFIFA事務総長ゼップ・ブラッター氏から、マラドーナのチームメイト、アルゼンチンサッカー協会や医療チームなどの独占インタビューによりスポーツの歴史上、最も物議を醸したエピソードの1つの舞台裏に迫る。
不屈のライオン:90年 W杯カメルーン代表(GREEN LIONS)
1990年FIFAワールドカップイタリア大会初戦で前回王者アルゼンチンを破ったカメルーン代表。史上最大とも評された番狂わせを演じた彼らは、アフリカ勢初のベスト8進出を果たした。貧困に苦しむ国の光となって躍動し、アフリカサッカー界の道を切り開いた選手たち。祖国カメルーンだけでなくアフリカ全体に希望をもたらした英雄たちに大会後待ち受けていたのは、思いもよらない苦境だった。今回、当時の選手たちや監督が、初めてその全てを語る。