バルサとマンC、難病のALS撲滅に向けた親善試合を8月24日に開催!
バルセロナは、8月24日にマンチェスター・Cと筋萎縮性側索硬化症(ALS)撲滅に向けたチャリティーマッチを行うことをクラブ公式サイトで発表しました。
バルセロナのクラブ公式サイトは、同クラブのジョアン・ラポルタ会長やマンチェスター・Cのジョゼップ・グアルディオラ監督に加えて、かつてバルセロナでGKコーチやアシスタントコーチを務め、2年前にALS罹患を公表したフアン・カルロス・ウンスエ氏が本拠地『カンプ・ノウ』で写真に納まる様子を公開しました。
チャリティーマッチのチケットは、すでにに発売されているといいます。
チャリティーマッチの収益は、ALSの研究に取り組むルソン財団の代表でもあるウンスエ氏がALS撲滅に向けて取り組んでいる活動などに充てられるとのこと。
また、バルセロナのシャビ監督とマンチェスター・Cのグアルディオラ監督はかつてバルセロナで師弟関係にあり、同公式サイトは「真のスポーツ・スペクタクルとなることが約束されている」と伝えています。
ラポルタ会長、グアルディオラ監督、ウンスエ氏は以下のとおりコメント。
■ジョアン・ラポルタ会長
「“クラブ以上の存在”になるには、社会や民主主義、国、そして世界に対するコミットメントがなければ意味がありません。私たちは、世界にイメージを発信する特別な機会を持っているのです」
■ジョゼップ・グアルディオラ監督
「これは我々にとって名誉なことです。このような素晴らしい場所に我々を招待してくれたバルサに感謝します。選手たちには、なぜこのようなことが重要なのかを伝えなければなりません。非常に立派なことであり、ウンスエの言葉がそれを示しています。来ることができて、とてもうれしいです。このような振る舞いによって、FCバルセロナはなぜ自分たちが最高なのかを改めて示したのです」
■フアン・カルロス・ウンスエ氏
「当日は『カンプ・ノウ』を大勢の観客で埋め尽くしたいですね。今回の機会は、2つの偉大なクラブとそこで働く人々の献身と誓いによって実現したものです。彼らと想いをともにした日、私は充足感を覚えました。最初の瞬間から彼らが『もちろん助けるよ』と言っているように感じたのです。サッカーには献身と友情があり、それはお金では買えないものです」
一方で気になるのは、会見に出席したベルナルド・シウバはバルサ移籍の噂です。
同クラブのジョアン・ラポルタ会長も見守る中、グアルディオラ監督は「この試合はベルナルド・シウバとあと10人になる」とジョークを飛ばすと、会場に笑いが起こりました。
さらにグアルディオラ監督はその後の会見で、「バルサとマンCのような2つのクラブはたくさんの名前が挙がっている。今現在、ベルナルドと共に歩み続けると思う。ベルナルドは重要な選手で、彼は残留すると思う、バルサに行く可能性があるのは事実だが、どうなるか分からない」とベルナルド・シウバを失いたくないという意思を伝えました。