サンフレッチェ広島、悲願の初優勝を果たす!
2022シーズンのJリーグYBCルヴァンカップ・決勝が行われ、セレッソ大阪とサンフレッチェ広島が対戦しました。
昨年のリベンジへ、2017年以来5年ぶり2度目の栄冠へ燃えるセレッソ大阪と悲願の大会初優勝を目指すサンフレッチェ広島、両者ともに負けられない一戦となりました。
最初にシュートを放ったのは広島。
開始早々の1分、満田がエリア内に侵入して右足を振り抜くも、GKキム・ジンヒョンの正面。
対するC大阪も4分、右サイドから毎熊がグラウンダーで折り返すと、上門がシュートを放つも惜しくもサイドネットとなった。
16分には、C大阪がカウンター。加藤が1人で持ち上がり、エリア左からシュートを放つも、GK大迫に阻まれた。
C大阪がポゼッションとカウンターを状況に応じて使い分ければ、広島は3CBのビルドアップから一気に速攻を仕掛けます。
激しい攻防はスコアレスで折り返しました。
後半に入った53分、遂に均衡が破れます。
広島は佐々木が痛恨のバックパスミスし、GK大迫へのボールを見逃していなかった加藤がカットして大迫を交わし、無人のゴールへ流し込みました。
勢いに乗るC大阪は56分、GKキム・ジンヒョンのロングボールに抜け出した毎熊が、そのままシュートを放ちますが、GK大迫がファインセーブで阻止。
広島も反撃。62分、野上の右サイド敵陣深くからのクロスに反応したベン・カリファがニアでダイビングヘッドで合わせますが、このボールは枠を捉えるも、GKキム・ジンヒョンがなんとか掻き出しました。
一点を返したい広島は63分に選手を交代。松本に代わってソティリウが投入されました。
68分にC大阪にアクシデントにより、加藤が負傷し、担架で運ばれ、代わりに清武がピッチに入ります。
そして上門に代わり、ルヴァン杯ニューヒーロー賞を獲得した北野を投入。
72分、広島が高速カウンター。一時5vs3の状況が生まれるも、好機を生かし切れず、ゴールには至らず。
78分、主審がVARで試合を中断。
ヨニッチがベン・カリファとの競り合いの際に暴力行為をしたとして、イエローカードではなく一発レッドに変更され、C大阪が数的不利となってしまいます。
1人多い広島が終盤まで押し込み続け、猛攻を仕掛ける展開が続きます。
すると90+9分、エリア内でC大阪の鳥海にハンドの疑惑でVARへ。確認の結果、判定はPKとなります。
キッカーのソティリウがきっちり押し込み、広島が終盤に試合を振り出しに戻す。
さらに、90+11分、CKの混戦をソティリウが押し込んで2得点目を上げ、逆転に成功します。
そして試合終了の笛が鳴ります。
アディショナルタイムにドラマを生んだ広島が先週の天皇杯準優勝の雪辱を果たし、待望のタイトル獲得。
悲願のルヴァンカップ初優勝を果たしました。