青森山田高校サッカー部史上初となる3冠を達成!
記念すべき第100回目となった今年度の全国高校サッカー選手権は、青森県代表・青森山田高校サッカー部が3度目の優勝を飾りました。
同時に、インターハイ優勝、高円宮杯プレミアリーグEAST優勝に加えての3冠を達成。青森山田高校サッカー部史上初の快挙です!
今回の高校サッカー選手権では、2冠を達成していたことから、元々1番の優勝候補でもあった青森山田高校。しかし、何が起こるかわからない1発勝負のトーナメントでは、前評判関係無しに、喰われてしまう可能性も非常に高いのが現実です。
それでも、1試合1試合、自分たちを律しながら泥臭く試合運びをした青森山田高校サッカー部は、抜け目がないチームでした。
青森山田高校サッカー部の優勝は、今大会に限らず、高校サッカー史にも残る名場面です!
開催中の第100回全国高校サッカー選手権大会で、強化部や選手たちが考えた『トルメンタ』で点を取り、1回戦・2回戦を突破することができました!
また、国内外の様々なメディアの方々にも、このFKを取り上げて頂いております。 pic.twitter.com/44AqrNDtlk
— 高川学園サッカー部 (@takagawasoccer) December 31, 2021
世界中に旋風を巻き起こした「トルメンタ」
今大会、世界が驚くセットプレーで旋風を巻き起こしたのが、山口県代表・高川学園高校です。
フリーキックやコーナーキックの際、敵陣エリア付近で5選手が円陣を組み、回転をしながら散開するセットプレーで得点を量産。強化部や選手で考えたというトリックプレーは、披露するとすぐにSNSなどで話題になりました。
高川学園高校サッカー部公式Twitterが発表した正式名称は、「トルメンタ」。スペイン語で「嵐」「旋風」などの意味を表す言葉とのこと。
その反響は国内だけに収まらず、欧州や南米でも話題になり、誰もが考えつかなかったプレーに絶賛の声が挙がりました。
話題性だけではなく、14年ぶりにベスト4に進出した高川学園高校。今大会を象徴する名場面を作り出してくれました!
個人技で世界を沸かした静岡学園高校のスーパードリブラー
高川学園高校は、チームでのセットプレーが話題を呼び、世界中で反響がありましたが、物凄い個人技を披露して世界を沸かせたドリブラーがいます。
それは、静岡県代表・静岡学園高校サッカー部の10番古川陽介選手。
古川選手は、高校卒業後のJ1ジュビロ磐田加入が内定しており、県予選での活躍を含めて、開幕前から期待されていた選手です。
そして、その期待を裏切らずにサッカーファンの度肝を抜くようなドリブルを何度も披露してくれました。
中でも話題になったのが、1月2日(日)に行われた3回戦の宮崎日大でのスーパーゴール。
ハーフウェーライン付近でボールを保持し、バックドリブルなどを駆使しながらスラリと相手を交わしていくと、スピードアップして3人を置き去りに。そしてペナルティーエリア内に侵入すると、寄せてきたDFを鋭いキックフェイントで交わして左足一閃。
約40mを個人技で打開したスーパーゴールに、サッカーファンは大盛り上がり。
SNSでは、「古川くんうますぎ」「これは高校レベルじゃない」などのコメントが挙げられていました。
また、セレッソ大阪に所属する天才ドリブラー乾貴士選手も自身のインスタグラムで「うっま」と投稿したことも話題に。
国内だけではなく海外メディアでも取り上げられるなど、まさに今大会を1人で沸かせたスーパードリブラーと言えるでしょう!
100回目の節目となった今年度の高校サッカー選手権も、様々な名場面が生まれましたね。
これからも冬の名物詩として長く歴史が紡いでいかれるであろう高校サッカーに注目していきましょう!