2010年代のサッカー界を引っ張ってくれた選手たち
昨年はサッカー界を支えてきた名手たちが続々とスパイクを脱ぎました。
今回は昨年、現役引退を表明した選手を振り返ってみます。
FIFAワールドカップ・カタール大会はアルゼンチン代表が制することになり、リオネル・メッシが5度目の挑戦で頂点に立ちました。そのメッシと長く代表で一緒にプレイしてきたFWカルロス・テベス、ゴンサロ・イグアインの2人が引退を表明しました。
大会のアルゼンチン攻撃陣も魅力的ではありましたが、2010年代のイグアイン、テベス、さらに昨年現役を退いたセルヒオ・アグエロらで構成する前線もかなり豪華でした。
アルゼンチンでは、パブロ・アイマールとのコンビも印象的だったドリブラーのアンドレス・ダレッサンドロも現役を退きました。
過去にヴォルフスブルクやレアル・サラゴサで活躍したダレッサンドロは2008年よりプレイの場を南米に移すことになり、母国のリーベル・プレートやウルグアイのナシオナル、最後はブラジルのインテル・ナシオナルでプレイしており、かなり長いキャリアとなりました。
日本人選手とのコンビも印象的だった選手では、シャルケで内田篤人と右サイドを担当した元ペルー代表FWジェフェルソン・ファルファン、ドルトムントで香川真司と縦の関係を築いた元パラグアイ代表FWルーカス・バリオスも今年現役を退きました。
他にはチェルシーで活躍したMFラミレス、ジョン・オビ・ミケル、バルセロナを離れることになったDFジェラール・ピケ、バイエルンで長く活躍した元フランス代表FWフランク・リベリ、イングランドの天才MFジャック・ウィルシャー、2018年のFIFAワールドカップ・ロシア大会制覇に貢献した元フランス代表MFブレイズ・マテュイディも引退を表明しています。
どの選手も21世紀のサッカー界を盛り上げてくれた名手たちで、1つの時代の終わりを感じさせます。
怪我で思うようなキャリアを描けなかった者、40代まで走り続けた者など様々ですが、日本のサッカーファンの青春を彩った選手たちも多いでしょう。